TKAのJOANR登録を、
術中3分で完了する。
人工膝関節全置換術(TKA)のJOANR登録は、整形外科レジストリの中でも最も入力負担が重い領域です。本ページでは登録に必須の全項目を整理し、SIMY音声AIで1件3分に短縮する実践方法をご紹介します。
なぜTKAのJOANR登録が
重要なのか
TKAは日本で年間約10万件実施される代表的な人工関節手術。長期成績の追跡と医療の質向上のため、JOANRへの全数登録が学会から強く推奨されています。
人工関節指導医・専門医の症例要件
JOANRに登録された症例は、整形外科専門医・人工関節指導医・関節鏡技術認定など、複数の資格申請・更新の症例実績として活用されます。未登録症例は実績としてカウントできません。
レジストリベース研究の基盤
日本のTKAレジストリデータは、ナビゲーション・ロボット支援TKA、新規インプラント、若年者TKAの長期成績比較など、世界的な研究テーマの基盤になっています。質の高い登録は施設の研究力を直接押し上げます。
市販後監視(PMS)への貢献
JOANRはインプラントメーカーの市販後監視(PMS)の重要なデータソース。リコールや改修判断の早期化に貢献し、最終的に患者安全に直結します。
TKA登録の必須項目
完全マップ
JOANR TKA登録に必要な主要項目を、入力の難易度別に整理しました。
基本情報(難易度:低)
院内管理コード・手術日・術者など、定型情報
患者基本情報
院内管理コード(加工ID)、年齢、性別、身長、体重、BMI。氏名等の直接識別情報は登録不要(JOANRは加工ID方式)。
手術基本情報
手術日、施設コード、術者、助手、麻酔法、手術側(右/左/両側)。両側TKAの場合は左右で2症例として登録。
診断・既往
主診断(変形性膝関節症/関節リウマチ/外傷後/その他)、対側TKA既往、過去の同関節手術歴。
術前評価(難易度:中)
ROM・PRO・X線評価など客観データ
術前ROM
屈曲角度・伸展角度(伸展制限)。多くの施設で外来カルテからの転記が必要。
術前PRO
KOOS、EQ-5D、JKOMなどのPatient-Reported Outcome。Pocket ICのePRO機能で患者がLINEから直接回答可能。
X線評価
FTA(大腿脛骨角)、HKA(股関節—膝—足関節角)、術前内反/外反変形度。
術中情報(難易度:高)
アプローチ・術式詳細・コンポーネント情報
アプローチ・術式
切開長、MIS/標準アプローチ、PCL温存型(CR)/後方安定型(PS)/CR-ULTRA、Patella resurfacing有無。
ナビゲーション/ロボット
ナビゲーションシステム使用(機種)、ロボット支援システム使用(MAKO/ROSA/CORI等)の有無。
セメント・固定方法
大腿骨側・脛骨側それぞれのセメント使用有無、セメントレス固定の場合のコーティング種別。
インプラント情報(難易度:最高)
最も入力負担が重い領域。SIMY音声入力の効果が最大
大腿骨コンポーネント
メーカー、製品名(例:LEGION CR、Persona、ATTUNE等)、サイズ、ロット番号、カタログ番号。
脛骨コンポーネント
メーカー、製品名、サイズ、ロット番号、カタログ番号、トレイ厚さ。
ポリエチレン・パテラ
ポリエチレンインサート(厚さ、種別)、Patella resurfacingの場合のパテラコンポーネント情報。
術中・術後管理(難易度:中)
合併症・転帰・退院情報
術中情報
手術時間、出血量、輸血の有無、術中合併症(神経損傷・血管損傷・骨折等)。
術後早期転帰
退院時ROM、入院期間、退院時転帰(自宅/転院/リハビリ施設)、術後早期合併症。
術後PRO(フォロー)
3ヶ月・6ヶ月・1年・以降のKOOS/EQ-5D/ROM。ePRO自動配信で取得効率を最大化。
SIMYでのTKA口述例
(コピー可)
術者が手術終了直後に話すだけで、JOANRの全項目が自動で埋まります。
「右TKA、変形性膝関節症、女性72歳、BMI 27.5。術前ROM屈曲110度・伸展マイナス10度、FTA 185度。
MIS内側膝蓋傍アプローチ、後方安定型、パテラリサーフェイシング実施。
ナビゲーションはStryker MAKO使用。
大腿骨側 Stryker Triathlon サイズ4、脛骨側 Triathlon サイズ4、ポリエチレン PS 11mm、パテラ 32mm。
セメント固定、両側ともパラシス使用。
手術時間1時間20分、出血量60ml、輸血なし、術中合併症なし。
退院時ROM屈曲120度・伸展0度、術後5日で自宅退院。」
手術側:右 / 主診断:OA / 性別:F / 年齢:72 / BMI:27.5 / 術前屈曲:110 / 術前伸展:-10 / FTA:185 / アプローチ:MIS内側膝蓋傍 / 術式:PS型 / Patella resurfacing:あり / ナビ:Stryker MAKO / 大腿骨:Stryker Triathlon size4 / 脛骨:Triathlon size4 / インサート:PS 11mm / パテラ:32mm / 固定:セメント / 手術時間:80分 / 出血:60ml / 輸血:なし / 術中合併症:なし / 退院時屈曲:120 / 退院時伸展:0 / 在院日数:5 / 退院転帰:自宅
術後PROは
Pocket IC ePROで完全自動化
JOANRが要求する術後3ヶ月・6ヶ月・1年のKOOS/EQ-5DをePROで自動収集。手作業のフォロー連絡が不要になります。
LINEで患者が直接回答
術後3ヶ月・6ヶ月・1年のタイミングで、患者にLINE通知が自動配信。スマホからKOOS/EQ-5Dに回答できます。
術前・術後のスコア自動比較
術前と術後のスコアを自動でグラフ化。患者ごとの改善度を可視化し、JOANR入力にもそのまま流用できます。
学会発表・論文に転用可能
蓄積されたePROデータは、学会発表・論文・科研費申請の予備データとしてそのまま活用できます。
JOANR TKA登録に関する
よくある質問
TKAのJOANR入力は1件あたり何分かかりますか?
標準的には15〜30分かかります。インプラント情報の転記が最も時間を要する項目で、コンポーネントが多い両側TKAでは1時間を超えることもあります。SIMY音声入力を使うと1件3〜10分まで短縮できます。
JOANR TKA登録は人工関節指導医の更新に必須ですか?
JOANRへの登録は日本整形外科学会の方針として強く推奨されており、人工関節指導医・整形外科専門医の症例実績として活用されます。詳細は最新の制度要件を学会公式情報で確認してください。
ナビゲーション/ロボット使用の項目は必ず入力すべきですか?
はい。ナビゲーション・ロボット支援TKAの長期成績はJOANRデータの重要な研究テーマであり、レジストリベース研究の予備データとしても活用されます。施設の研究力に直結する項目です。
両側TKAの場合の登録方法は?
左右別々に1症例ずつ登録するのが原則です。SIMYでは「右TKA…」「左TKA…」と続けて口述すると、自動的に2症例分のレコードを生成します。
術後PRO(KOOS/EQ-5D)の取得が大変ですが、効率化できますか?
Pocket ICのePRO機能を併用すると、患者がLINEで回答するだけで術前・術後3ヶ月・6ヶ月・1年のスコアが自動取得できます。JOANR入力に必要な術後ROM/PROデータの収集が大幅に効率化されます。
インプラントが新製品でマスターに無い場合は?
SIMYの確認画面でマスター不一致が警告表示され、新規製品として施設マスターに追加できます。JOANR標準マスターへの反映は学会への申請が必要ですが、SIMY側で暫定運用が可能です。
UKAやTHAのJOANR登録にも対応していますか?
対応しています。SIMYは人工関節置換術全般(TKA・UKA・THA)に加え、脊椎・骨折・関節鏡などJOANR対象術式すべての音声入力に対応します。
海外のレジストリ(NJR等)にも応用できますか?
SIMYの構造化エンジンは、英国NJR・スウェーデンSHAR等の海外レジストリ仕様にもカスタマイズ可能です。海外学会発表向けのデータ整理にもご相談ください。
TKAのJOANR入力を、
日常で完結する仕組みへ。
口述項目はSIMYで構造化、インプラント情報はJOANR公式アプリで入力。役割分担で全体時間を短縮します。