学会抄録のドラフトを、
音声3分で書き上げる。
学会抄録の執筆は、忙しい医師にとって最大の心理的ハードル。本ガイドではPubMed・NotebookLM・Claude・SIMYを組み合わせ、研究データから抄録ドラフトを最速で生成する手順を、IMRAD構造別に徹底解説します。
抄録執筆を阻む
3つの壁
「書き始められない」壁
研究は終わっているのに、抄録の最初の一文が書けない。締切間際まで先延ばしになり、結果的に粗い抄録になる。
「先行研究の整理」壁
背景を書くためにPubMed検索→PDFダウンロード→読み込み→引用整理…と、抄録1本に半日が消える。
「字数制限」壁
250〜400字、英文400〜500wordsなど学会ごとに異なる制限。書いては削り、削っては書きの繰り返しで時間を要します。
AI 4本立てで
抄録執筆を分解する
役割分担を明確にして、それぞれのAIの強みだけを使うのが最速ルートです。
採択される抄録の
IMRAD構造
医学系学会抄録の標準構造。字数配分の目安と、各セクションの書き方をAI活用前提で整理しました。
Introduction(背景)20〜25%
研究の臨床的意義と未解決問題を1〜2文で。NotebookLMにPubMed論文PDFを5本読ませて「未解決の臨床問題を抽出して」と指示すると、最新の知見ギャップが整理できます。
Methods(方法)25〜30%
対象・期間・介入・主要評価項目・統計を簡潔に。SIMYに「対象は2024年4月〜2025年3月のTKA連続100例、主要評価項目は術後3ヶ月のKOOS-PS、統計はt検定」と口述するとMethods文を自動生成します。
Results(結果)30〜35%
具体的な数値と統計を最重視。JOANR/NCD/ePROのデータをCSVで読み込ませ、Claudeに「主要結果を3文で」と指示。誇張せず数値で語るのが採択への近道です。
Conclusion(結論)10〜15%
「我々の結果は○○を示唆する」と断定しすぎず、限界も明記。Claudeに「過度に強い表現を弱めて」と指示すると、査読で減点されにくい表現になります。
音声から抄録ドラフトまで
7ステップ
STEP 1:投稿規定の確認
学会名・カテゴリ・字数制限・テンプレート(IMRAD/Conclusion型)・締切を確認。主要学会の締切一覧も参考に。
STEP 2:先行研究レビュー
PubMedで関連論文5〜10本を取得 → NotebookLMに投入 → 「未解決の臨床問題を3つ」「standard of careを要約」と指示。
STEP 3:研究データ整理
NCD/JOANR/ePROから対象症例・主要評価項目・統計結果をCSVで抽出。SIMY/Claudeに読み込ませる準備。
STEP 4:SIMYで口述ドラフト
「研究の背景は…、方法は…、結果は…、結論は…」と口述。SIMYがIMRAD構造のドラフトを自動生成。
STEP 5:Claudeで推敲
ドラフトをClaudeに渡し「学会規定400字以内で論理を整えて」「過度な表現を弱めて」と指示。
STEP 6:英文化(必要時)
DeepLで初訳→Claudeで「医学英語として自然な表現に」「abstractとして適切な過去形に」と指示。
STEP 7:共著者レビュー
最終ドラフトを指導医・共著者に共有。修正後、学会システムから投稿。投稿前にCOI申告も忘れずに。
ePROデータが
「最強の抄録ネタ」になる理由
Pocket ICのePROで蓄積した術前・術後QOLデータは、観察研究の理想的な主要評価項目です。
標準化スコア(KOOS/EQ-5D等)
国際的に標準化されたPROスコアは、海外学会・英文ジャーナルでもそのまま受理される共通言語です。
術前・術後の経時データ
術前・退院時・3ヶ月・6ヶ月・1年の経時的なスコアが自動蓄積。介入研究の前後比較に最適です。
科研費の予備データに転用可
ePROで集めたデータは、科研費申請の予備データとしてそのまま転用できます。科研費SIMY活用もご参照ください。
そのまま使える
AIプロンプト集
添付した5本のPubMed論文を読み、TKAにおけるロボット支援手術の臨床的有用性について、これまで明らかになっていることと未解決の問題を、それぞれ3項目ずつ箇条書きで抽出してください。
「ロボット支援TKAの術後3ヶ月KOOS-PSを、従来法と比較する後ろ向き観察研究。2024年4月から2025年3月の連続200例、ロボット群120例、従来群80例。両群の年齢・性別・BMIをマッチング後、t検定で比較。結果はロボット群が平均5.2点高く、有意差あり(p=0.03)。結論として、ロボット支援はQOL改善に寄与する可能性がある」
この抄録ドラフトを、日本整形外科学会の規定(400字以内、IMRAD形式、結論は控えめな表現)に合わせて推敲してください。数値は変えず、論理構造のみ調整してください。
以下の日本語抄録を、AAOS(American Academy of Orthopaedic Surgeons)投稿用の英文abstract(300 words以内)に変換してください。Methods/Resultsは過去形、Conclusionは現在形を使用してください。
学会抄録AI執筆の
よくある質問
AIで書いた抄録は学会で問題になりませんか?
主要学会の多くは「AI使用は補助的に許容、最終責任は著者」というスタンスです。SIMYは執筆代行ではなく口述ドラフト生成と推敲補助の位置付けで、研究データ・解釈・最終文責は著者にあります。投稿先の規定を必ず確認してください。
IMRAD構造とは?
Introduction(背景)・Methods(方法)・Results(結果)・And・Discussion(考察)の頭文字。医学系学会抄録の標準構造で、字数制限内でも順序を守ることで採択率が上がるとされます。
NotebookLMとClaudeの使い分けは?
NotebookLMはPubMed論文PDFを読み込ませて先行研究を要約・比較するのが得意。Claudeは長文の論理整合性チェック・推敲・英文化に強い、と使い分けるのが効率的です。
ePROで集めたデータを抄録に使えますか?
使えます。Pocket ICのePROで蓄積した術前・術後QOLデータ(KOOS/EQ-5D等)は、観察研究の主要評価項目として学会発表・論文投稿にそのまま活用できます。
日本語抄録と英文抄録を同時に作れますか?
可能です。SIMYで日本語ドラフト→DeepL/Claudeで英訳→Claudeで自然化、という流れが最速です。投稿先の字数制限に応じてClaudeに「○○字以内に圧縮して」と指示すれば対応できます。
PubMed検索のコツは?
MeSH termを使う、フィルタで「Last 5 years」「Meta-Analysis」「RCT」を絞り込む、PubMed公式の「Best Match」順を使う、の3点が基本。NotebookLMに渡す前段階での絞り込みが質を左右します。
SIMYは医療特化LLMだと聞きました。一般のChatGPTと何が違いますか?
SIMYは医療用語・術式名・解剖名・薬剤名の認識精度に最適化されており、患者個人情報の即時破棄機構と日本リージョン専用サーバーを備えた医療現場向けの設計です。一般のChatGPTは患者情報を扱う運用には不向きな点が大きな違いです。
科研費申請にも応用できますか?
はい。研究計画書の作成にもSIMYの口述ドラフト生成が応用できます。詳細は科研費SIMY活用ページをご覧ください。
抄録の執筆時間を、
短縮する選択肢として。
SIMYの音声ドラフトとPocket ICのePRO研究データで、抄録を最速で書き上げる環境を。